『日本沈没』は1973年の小松左京さんの同名のSF小説で、1973年というと今から48年も前になります。
それが、ドラマや映画、漫画と形を変えて世の中に出ては日本人を虜にしてきました。
今回の2021年版では2023年の東京が舞台になっていて、テーマは『見出していく希望』で原作からはかなりアレンジされているそうです。
そもそも『日本沈没』というタイトルがセンセーショナルですし、官僚のやりとりなど普段私たちが知ることのできない部分がクローズアップされ描かれているのではないかと、とても興味深いです。
ある種社会派ドラマで、今の時代に私たち日本が必要としているものを蘇らせてくれそう、そんな期待が持てるドラマです。
まさしく今作のテーマ通りですよね。
この1年以上
- 世の中から消えかけてしまったものを取り戻すにはどうしたよいのか、
- 自宅に引きこもる生活を強いられ、見えないものとたたかう国民は誰を頼りにすればよいのか、
- 誰の話が本当なのか、
- 自分が今すべきことはなのか、
自問自答の連続でした。
2020年から世界中で猛威をふるう感染症拡大の中で、私たちは目に見えないものとたたかってきました。
今作も『沈没』というと実態はハッキリ見えないけれど日本の危機が迫るという物語で、今まで以上にドラマの中の登場人物やストーリーに気持ちを寄せて見たいと思っています。
ドラマを見終わった時に自分が信じようと託したのは、
- 官僚なのか
- 総理大臣なのか
- 真実を暴いてくれる記者なのか
- その分野の博士なのか
官僚、総理大臣、記者、博士を演じるキャストは、全員が大物で演技力も迫力もある方ばかりです。
だからこそ、最後まで自分にとってのリーダーを決めきれない部分はあるのかもしれないですね。
このドラマを見終わった後に『誰が日本の危機を救ってくれそうだと思った?』と周囲の人にも感想を聞いてみたいと思っています。
まだ放送前ですが、このドラマからはそんな熱量をひしひしと感じ取っています。
ドラマ『日本沈没』を見終わる時、少しでも私たちの気持ちも晴れて外で楽しく友人や遠くの親戚と対面できるようになっていたらいいなとつくづく思いました。