2021年10月放送スタートのTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』。
このタイトルを聞くだけで、小松左京さんの小説が原作だなって思うぐらい有名な傑作ですよね。
原作は1973年に刊行されているのですが、早速翌年にドラマ化されています。
先日の記事でも書いたのですが、Netflixでアニメ化が配信されたり形を変えて50年弱も日本中の人々に語り継がれています。
脚本が橋本裕志氏ということも、注目ポイントの一つです。
- 華麗なる一族
- ウオーターボーイズ
- ショムニ
などを担当された方なので、どのように脚色されているのか期待が膨らみます。
そして演出が平野俊一氏です。
- ノーサイド・ゲーム
- TOKYO MER~走る緊急救命室~
を担当されていますが、最近放送終了したばかりの『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は面白かったですよね。
彼はこういう一秒一刻を争うストーリーを上手に見せてくれると思うのです。
対立する立場にいる人たちでも、人命を前にして協力して機敏に動く様子は感動で毎回号泣をしていました。
そして、ドラマを盛り上げてくれる役に総理大臣(仲村トオル)の右腕内閣官房長官・長沼周也役を杉本哲太さんがキャスティングされています。
他のキャストには
- 環境省の天海啓示:小栗旬
- 経産省の常盤紘一:松山ケンイチ
- 厚労省代表の石塚平良:ウエンツ瑛士
- 外務省代表の相原美鈴:中村アン
が選ばれています。
30代半ばの若手メンバーで構成されていて、杉村哲太さんが彼等官僚たちを見守りつつ翻弄されていくそうです。
内閣官房長官というと政界のトップです。
そのような重鎮役を杉村哲太さんがどのように演じられるのか、レジェンド俳優としての見せ場ですよね。
天海啓示、常盤紘一たちは『日本未来推進会議』のメンバーで日本沈没を前に、どのように危機から脱出するのかと白熱する議論や策の中から一体どのような最終決定を下すのか、頼りがいのあるリーダーの姿が見たいです。
レジェンドとしての重厚感と安定の演技と存在感で、有名な『日本沈没―希望のひと―』が更に立体的に仕上がりそうです。
そして、極限状態に追い込まれた時、人はどうなるのかや自分が一番になってしまわないか、そのようなことも振り返りるきっかけになると思っています。